

移植された樹齢およそ500年とも言われる巨桜、荘川桜をご存知でしょうか。
とても美しい桜ですが、かつて水没の危機に面していた事があるんです。
町家ホテルbaisonから車で約60分。
(東海北陸自動車道 美濃I~荘川IC 利用)
奇跡的に成功したとも言われる大移植の歴史と共に、ご紹介いたします。
荘川桜は御母衣(みぼろ)湖に面した国道156号沿い、中野展望台に植えられています。
例年の見頃は5月上旬。
ちょうどゴールデンウィークの頃ですね。
品種は2本ともエドヒガン(江戸彼岸)。
日本三大桜のひとつに数えられています。
もともとこの場所に植わっていたのではなく、御母衣ダム建設により水没する予定地に植わっており、2本とも底に沈む運命でした。
ですが、それを惜しんだ人々によって現在の場所に移植されたんです。
▽ごつごつした幹が特徴のエドヒガン▽
当時(昭和35年)、不可能と言われていた移植は、多くの人々の協力によって見事に成功。
現在に至っています。
高低差だけでも50メートル、移動距離は600メートル、
重さはなんと40トンもあったそうですよ!
世界の移植史上例のなかった老桜の移植でした。
移植工事は冬。
翌年の春、多くの人々が心配するなか、僅かながら無事に桜を咲かせたのです。
その姿に、きっと多くの方々が感動した事でしょう。
多くの人々の想いで蘇った荘川桜。
満開前後3日間は、ライトアップも開催されています。(午後6時から午後9時)
御母衣湖周辺の景色も気持ちが良いですよ。
ぜひ一度、ご覧くださいね。
▽開花状況などはコチラ▽
荘川観光協会
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荘川桜
岐阜県高山市荘川町中野769-15
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岐阜県美濃市永重町1949-1
町家 ホテル baison
0575-29-3376
~江戸から明治時代にかけて造られた商家が並ぶ「うだつの上がる町並み」~
高山市 荘川桜 紹介ブログ